学部教育(急性期看護)
主に、周手術期看護における健康問題に対する治療や処置、その療養生活とその変化、それらの人々への看護援助の実際のプロセスについて教授します。その方法は、紙上患者を通して看護問題を決定するまでの対象理解、アセスメント、看護計画の立案と実践等について学生自身が取り組み、それを基にグループワークや講義を受講することで理解を深めます。また、DVD視聴や教育用シミュレーターを活用する等、患者の状況をよりイメージし易くして学習を支援します。学生個々の学習状況を振り返り新たな発想を生む機会となっています。
また、発展科目では、突然の健康問題の発症、生命の危機的状況にある患者へのケアについても学びます。外傷、熱傷、人工呼吸器装着患者への看護、テクノロジーを用いた生命維持と日常生活における安楽、自己決定を尊重する支援等、療養患者を早急に住み慣れた地域へ戻ることを目指した看護ケアの充実について学びます。
2年次
●2年次前期:成人看護学概論 成人看護方法論Ⅰ
●2年次後期:成人看護方法論Ⅲ
3年次
●3年次前期:成人看護方法論演習Ⅰ 成人看護方法論演習Ⅱ
成人看護方法論演習Ⅰでは、周手術期の患者の看護について学びます。
●3年次後期:成人看護学実習A
実習Aは、石川県立中央病院・金沢医科大学病院・金沢医療センターにて実習を行っています。
実習前には事前学習を行い、最終日は報告会を行っています。
4年次
●4年次前期:
統合実習、卒業研究
●4年次後期:クリティカルケア看護論
卒業研究
紺家ゼミ
2021年度
- 看護学生による超音波画像診断装置を用いたセルフ心機能観察に向けた教育媒体の作成と評価
- 看護師が褥瘡ケアにおいて希望する相談と教育支援に関する実態調査
- 看護学生による超音波画像診断装置を用いたセルフ心機能観察に向けた実現性の検討:下大静脈径の計測による信頼性の検証
2020年度
- 胃がん患者の胃切術後における食体験とその思いに関する文献検討
2019年度
- 脳動脈瘤患者とその家族の治療過程における心理についての文献検討
- ICU入室中における患者の体験とその思いに関する文献検討
藤田ゼミ
2021年度
- 集中治療を必要とする患者の家族の思いに関する文献検討
- 救急看護領域における新人看護師が困難に対処するための能力に関する文献レビュー
村井ゼミ
2020年度
- ICUに緊急入室した患者家族の思いに関する文献検討
2019年度
- 脳血管障害発症直後から2週間における患者が抱く不安や苦悩の文献的考察
- 看護師のせん妄ケアにおける教育内容とその成果の文献的考察
- 初発乳がん患者の強みを活用しながら療養生活を継続することの文献的考察
2016年度
- がん患者のがん告知から克服までの心理状況と対処行動の関連性に関する文献的考察
- 新人看護師の実践能力向上のための研修の実際と影響に関する文献的考察
2015年度
- せん妄と睡眠障害に対する看護援助の文献的考察
- 手術室看護に関する研究の歴史的変遷の文献的考察―災害対策・災害看護、チーム連携に焦点を当てて
2014年度
- せん妄・不穏に関する研究の文献的考察
- 臨床看護師の身体拘束・抑制に関わる教育の文献的考察
2013年度
- 人工股関節置換術を受ける患者に対する看護援助の文献的考察
- クリティカルケア看護を受ける患者の家族が抱く思いやニードの文献的考察