石川県立看護大学成人看護学領域のホームページです。学部での教育の様子や、大学院について紹介しています。

慢性期看護(がん看護)

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成人期は、人生で一番長く変化の著しい期間です。そのため、対象者の身体的な健康レベルだけでなく、これまでその人が生活していた家庭や社会における役割、生活習慣、価値観や心理的側面を理解することが求められます。専門的な看護技術や知識に基づき、ひとりひとりを適切に支援できる看護について、講義、演習、そして臨地実習を通し必要なスキルを獲得していきます。

教員紹介

職位 名前 教員よりひとこと
教授 牧野智恵 よく学び、よく遊び、よく働こう!悔いのない人生をともに送りましょう。がんサロンを始めました。詳しくは、お知らせをご覧ください。https://www.ishikawa-nu.ac.jp/2021/12/14478/

https://www.ishikawa-nu.ac.jp/2022/05/15497/

牧野智恵の教員活動情報はこちら

准教授 松本智里 講義や実習では、何か1つでも分かったと思ってもらえるよう頑張っています松本智里の教員活動情報はこちら
助教 今方裕子 慢性期看護、がん看護のおもしろさを一緒にみつけていきましょう今方裕子の教員活動情報はこちら
助教 瀧澤理穂 看護の喜びを少しでも実感できるようにサポートしていきたいです瀧澤理穂の教員活動情報はこちら

がんプロを通じた看護師の人材育成

がんプロフェッショナル養成プラン(がんプロ)は、がん対策基本法が施行された2007年から20112年に第1期、2012年から2017年に第2期が実施され、高度ながん医療、がん研究を実施できる優れた専門医療人を育成してきました。本学は「北陸がんプロ」として金沢大学、金沢医科大学、福井大学、富山大学と連携し事業に携わってきました。さらに文科省は、2017年度から5年間にわたる、第3期のがんプロを提案し、そのテーマを「多様な新ニーズへの対応」としています。その期待される成果としては、「がんゲノム医療従事者の育成」「希少がん及び小児がんに対応できる医療人材の育成」「ライフステージに応じたがん対策を推進する人材の養成」の3つを示しました。これまでの「北陸がんプロ」は、今回、信州大学に参加していただき「北信がんプロ」としてスタートしました。

この北信がんプロは、第2期までの実績を基に、「超少子高齢化地域での先進的がん医療人養成」を事業テーマとしています。

北信がんプロでは、北信4県(長野県、富山県、石川県、福井県)の平成27年の生産人口(15-64歳)が全国平均の平成42年のそれよりも少ない(総務省統計局統計データより)ことから、北信地域を超少子高齢化地域と位置付け、「超少子高齢化地域での先進的がん医療人養成」をテーマに掲げています。

成人看護学領域では、がん看護専門看護師の育成するうえで、北信がんプロで最新のがん医療看護に関する講演会・研修会を企画・実施し、活用しています。

学部教育(慢性期)

授業科目 2年次 ●2年次前期:成人看護学概論 ●2年次後期:成人看護方法論Ⅱ 3年次 ●3年次前期:成人看護方法論演習Ⅰ 成人看護方法論演習Ⅱ ●3年次後期:成人看護学実習B 成人看護学実習B⇒実習BはJCHO金沢病院、済生会金沢病院、金沢医科大学病院で実習を行っています。最終日は学内にて演習を行っています。 4年次 ●4年次前期:統合実習、卒業研究 ●4年次後期:緩和ケア論 卒業研究 牧野ゼミ 2021年度 看護師を対象としたグリーフワークで語られた体験 がんサロンにおけるピアサポーターの困難 2020年度 がんサロンでボランティア活動を行っているピアサポーターの困難と支援の工夫 終末期がん患者を持つ家族の苦悩とその看護支援 2019年度 若手看護師が捉える終末期看護や看取り時の体験 若手看護師のグリーフワークの効果 2018年度 外来化学療法患者のセルフケア状況をアセスメントする視点ー皮膚障害のセルフケアに焦点を当ててー がん患者が抱くスピリチュアルペインとその支援についてー手記を分析してー 2017年度 セルフケア実施が困難な化学療法中の患者の看護~がん看護専門看護師へのインタビューから~ 終末期がん患者のケアに関わった看護学生の体験~母親患者の子どもへの思いに関する文献研究~がん患者、その家族による手記を読んで~ 2016年度 治療を受けている再発がん患者がもつ希望に関する文献研究 終末期がん患者のケアに関わった看護学生の体験 2015年度 サポートブックを用いた乳がん患者とその子どもへの支援の検討 子どもをもつがん体験者同士の対話から見えてくるもの―親子参加型プログラム後の母親同士の対話から― 2014年度 がん患者とその子どもへの支援に関する検討-アートセラピーと患者同士の対話から- サポートブックを用いた乳がん患者とその子どもへの支援効果-過去3年間のサポートブックの記述・親子の会話の分析- 2013年度 サポートブックを用いた乳がん患者とその子どもへの支援効果-子どものサポートブックの記述内容及び親子の会話の特徴から- サポートブックを用いた乳がん患者とその子どもへの支援効果-母親の特徴から- 松本ゼミ 2021年度 妊孕性低下が懸念されるAYA世代がん患者の心理とその看護 老年期にある終末期がん患者が表出するスピリチュアルペインの特徴 初回離床における臨地実習と学内実習のそれぞれの学生の学びについて 2020年度 AYA世代の終末期がん患者の体験についての文献検討 地域在住高齢者と入院高齢患者の転倒恐怖感の関連要因の比較―文献検討を用いた分析― 2019年度 乳房切除術を受けた患者のボディイメージに関する文献検討 終末期がん患者が自分らしく生きようと考えるきっかけ 糖尿病患者の食事療法継続に関わる要因についての文献検討

大学院について(がん看護)

博士前期課程:実践看護学領域 成人看護学分野 がんや危機的状況、慢性的な疾病や障害を持つ患者と家族を対象に、病態生理の専門的知識、看護理論やその活用方法を学び、家族看護や他職種との連携、倫理的側面も修得。治療後や治療効果が期待できなくなった患者とその家族への継続ケアおよび緩和ケアにも焦点をあてます。 博士後期課程:実践看護科学分野 実践看護科学Ⅱ(成人) 対象の健康レベルに応じた看護を包括的視点に立って実践し、その効果を科学的に評価するために必要が看護知識や研究技法を習得できることを目指します。 入学をご検討の方は、大学ホームページをご参照下さい⇒大学院入試 博士前期課程 院生、修了生(がん看護) 所属(修了年度) 名前 研究テーマ 令和4年度 天日更織 新型コロナウイルス感染症の感染拡大における終末期がん患者家族の経験 令和4年度 池上暁 便秘のある進行がん患者をケアする訪問看護師の困難感の経験 令和2年度 北川寿子 がん遺伝子パネル検査を受ける患者の意思決定の様相 令和元年度 濱鍛冶清水 終末期がん看護実践で抱いたネガティブな感情への対処と気づき 平成30年度 渋谷美保子 かけがえのない人を亡くした看護師が喪失体験を終末期看護につなげるプロセス 平成30年度 樋口麻衣子  AYA世代の子宮がん経験者の困難ー治療から1年以上経過後のインタビューから― 平成29年度 瀧澤理穂  乳がん患者が子どもに真実を伝える苦悩を乗り越える体験―M.ニューマン理論に基づく対話から― 平成28年度 中島佳子(旧:籔下) 排泄環境におけるシクロホスファミド汚染の実態      ~乳がん患者の抗がん剤治療直後の調査から~ 平成27年度 久保博子 がん患者への就労支援プログラムの検討 平成27年度 高野智早 がん患者のセクシュアリティに対する看護師の態度尺度の開発 平成27年度 時山麻美 ピアサポートを受けたがん患者の体験 平成26年度 今方裕子 抗EGFR抗体薬投与中の患者への看護師によるスキンケア指導の効果-セツキシマブ投与中のがん患者を対象に- 平成25年度 上埜千春 化学療法中の造血器腫瘍患者に対する口腔ケアの有効性に及ぼす緑茶の効果 平成25年度 佐伯千尋 術後膵臓がん患者の人生観の特徴-PILテストを通して- 平成24年度 平 優子 胃がん術後患者とその配偶者に対する食の支援―調理実習を取り入れたがんサロン開催― 平成24年度 山瀬勝巳 外来がん化学療法患者への訪問看護導入の試み 平成24年度 松本友梨子 サポートブックを用いた乳がん患者とそのこどもへの支援の試み 平成24年度 春日美紀 入院治療中の血液がん患者が自分のあり様を認識するプロセス―M.Newman理論に基づく対話― 平成22年度 内村恵里子 終末期がん患者を在宅で介護できた要因-家族介護者の語りの分析から- 平成22年度 村上真由美 外来化学療法を受けている進行大腸がん患者ががんと共に生きる体験 平成21年度 長 光代 終末期がん患者へのスピリチュアルケアに戸惑う看護師の様相~一般病棟で働く看護師へのインタビューを通して~ 平成21年度 辻屋久美代 外来化学療法を受ける患者が治療の場を変更する決断の要因-がん診療連携拠点病院から地域の医療機関へ移る患者を対象に- 平成20年度 坂井桂子 緩和ケアへのギアチェンジに伴うがん患者の体験-緩和ケア病棟入院患者を対象に- 平成19年度 高地弥里 術後消化器がん患者の適応を支える要素―診断時から退院までのソーシャル・サポートに焦点を当てて― 博士後期課程 院生、修了生(がん看護) 所属(修了年度) 名前 研究テーマ 平成26年度 岩城直子 外来で放射線療法を受けるがん患者への精神心理的援助―PILテストを手がかりとした対話による看護介入の効果― 平成23年度 加藤亜妃子 終末期がん患者の家族が生きる他者との関係性の様相 令和4年度 瀧澤理穂 子どもに自己の病名を伝えることに悩む乳がん患者への看護支援

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