専門職研修

放射線に関する基礎知識と看護実践

 看護職は、日常の医療現場で放射線治療を受ける方々に看護を提供しています。また、東日本大震災の緊急被爆対応支援活動の現場でも、多くの看護職が活躍しました。  しかし、生活の場や医療現場において、看護職が活用できる放射線に関する知識を学ぶ機会が少ない現状にあるのではないでしょうか?  今回は、看護職の皆様の放射線に関する正確な知識の修得と、放射線治療とがん看護について学ぶことを目的に企画いたしました。  ぜひ奮ってご参加ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日の様子

まずは、80名を超えるたくさんの方々に参加いただいたことに感謝申し上げます。
今回の講座は二部構成とし、第一部で金沢大学名誉教授の田崎和江先生に「放射能の基礎知識と私たちのできることを考える」をテーマに放射能について基本的なことをご講演いただき、続く第二部で北里大学病院でがん看護専門看護師として勤務なさっている久米恵江先生から「がん放射線治療ができること、そこで看護がサポートできること」をテーマに放射線治療についてご講演いただきました。

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第一部の田崎先生の講義は、ホワイトボードいっぱいの画像や資料に加えて、ガイガーカウンター計や薬品を使った実験を交えたものでした。初めて見る機械や、ビーカーからパチパチと弾ける音に、参加者の驚くような表情が会場ではたくさん見受けられました。講義の内容は、私たちの身の回りにごく自然に存在する放射線の話から、福島の話、そして今、私達が自分達や周りの人達の健康と環境のために何ができるかまで幅広いもので、先生はエネルギッシュな語り口で、とてもわかりやすく説明してくださいました。

 

 

 

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第二部の久米先生の講義は、データや画像に加えて臨床で活躍中のご自身の体験も交えたものでした。講義の前半は放射線治療の特徴や目的など基本的な事柄を中心にお話いただき、後半は治療法ごとの特徴などより専門的な内容についてお話いただきました。今回の研修には、放射線治療に専従として直接関わっている方に加えて、病棟などで放射線治療中の方々をケアすることで間接的に放射線治療に関わる方にも参加いただいていたのですが、アンケートにはそのどちらからも「よくわかった」「今後の看護実践に役立つ」との回答をいただきました。

 

石川県立看護大学では、これからも看護職のみなさんの看護実践に役立てていただけるよう最新の情報を提供していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 

開催日時2013年11月9日(土)13:00〜16:30
開催場所石川県立看護大学 地域ケア総合センター研修室
講師田崎 和江氏(金沢大学名誉教授) 久米 恵江氏(北里大学病院 がん看護専門看護師)
対象看護職(看護師・保健師・助産師)
申込期限後日ご案内します。
問合先地域ケア総合センター Tel 076-281-8308 Fax 076-281-8309 E-mail sogocen[at]ishikawa-nu.ac.jp ※[at]を@に変えてください。 ※FAXでお申し込みいただいた場合、定員を超えて参加をお断りする場合以外は、本学から連絡をいたしません。

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