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「第24回ペリネイタル・グリーフケア検討会」(周産期に赤ちゃんを亡くした方へのケアを考える会)を実施しました

2021年3月8日 up

 本学附属地域ケア総合センター事業 人材育成事業の1つである「第24回ペリネイタル・グリーフケア検討会」を、令和3年2月21日(日)にてWEB会議システムZOOMで開催しました。
 「遺伝看護とグリーフケア」をテーマに、金沢医科大学病院 看護部 外来Ⅱ(ゲノム医療センター・健康管理センター)保健師 高瀬悦子氏に講師をお願いしました。今回は難しいと敬遠しがちな遺伝についての基礎知識をおさえつつ、グリーフケアと関連する出生前診断や染色体異常・遺伝性疾患等遺伝にまつわる看護について、多職種との連携もふまえつつ、事例を通して考えていきたいという意図で企画しました。
まず、自己紹介をしていただきつつ、金沢医科大学病院ゲノム医療センターについて、遺伝看護・遺伝カウンセリングとはについて説明していただきました。その後、4人ずつのグループに分かれて、遺伝や遺伝看護についてのイメージ、染色体・DNA・遺伝子についてよくわからないこと等を15分ほど話し合いをした後、その話を受けつつ、染色体・DNA・遺伝子の区別、先天異常や遺伝性疾患についてお話いただきました。休憩をはさんで、2つの事例(胎児異常があった妊産婦への心理士の出生前からの心理支援、妊娠中に胎児が21トリソミ-と診断された妊婦の出産・育児までの多職種連携による継続的支援)をご紹介いただき、約30分グループワークで感想や質問等話し合った後、全体で話された内容につい共有し、高瀬氏からのコメントをいただきました。
 参加者は企画委員、教員含め、計21名でした。
 開催後のアンケート結果から、全参加者が内容・方法に関して満足と回答し、9割が今後に活かせると回答していました。感想として「講義とグループワークがあり意見交換しやすかった」「オンラインという形で気軽に参加できよかった」「医科大でのゲノム医療センターについての情報が得られた」「連携についての知識が広がった」「他院での支援方法や退院後の支援について知ることができた」「遺伝看護との連携に難しいと感じているところがあったが、目指すところは同じであり、お互いの役割を知ることができた。一番身近な助産師として、これからも寄り添えるようになりたいと思う」等があり、今後に活かせる有意義なものとなりました。
 次回第25回は令和3年7月18日(日)13時30分~16時で「ガイドラインと体験者との交流でペリネイタル・グリーフケアを見直そう」(予定)を考えております。参加申し込みは開催1週間前です。多数のご参加をお待ちしています。

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