お知らせ 事例検討会「地域みんなで取り組む在宅療養移行支援」を開催しました 2019年6月19日 up 昨年に引き続き、能登北部地区の医療職・介護職・行政職を対象とした事例検討会「地域みんなで取り組む在宅療養移行支援」を6月15日(土)10:00~15:00に穴水町のキャッスル真名井で開催し、84名の方が参加しました。 午前の事例検討では、『病院から在宅(地域)へとつなぐ』をテーマに珠洲市総合病院が事例を提供し検討しました。昨年の本事業が後押しとなり開設された入退院支援センターにて退院支援看護師が病棟と連携し、退院時はもちろん、入院時からケアマネジャーとの連携をするなど、高齢者が安心して在宅療養移行ができるよう地域みんなで支援を行っていました。 午後は『終末期患者に対する意思決定支援』をテーマに公立宇出津総合病院が、患者さんの「家に帰りたい、お願い帰らせて」という意思に看護師が必死に叶えられよう短期間で支援した事例を提供しました。老々介護での看取りを実現したこの事例に、「この町で生ききるをかなえる」という本事業のねらいに大きく近づいたように思いました。 今年は、昨年の研修会を活かし看護実践されていることが示された事例検討会でした。来年は、在宅事例からさらに地域みんなで取り組む在宅療養移行支援を考えていきたいと思います。 本事業は能登北部地区の在宅療養移行支援の質向上のために、公立穴水総合病院、輪島市輪島病院、珠洲市総合病院、公立宇出津総合病院の看護部長と話し合いながら研修を企画しております。参加いただきました皆様、ありがとうございました。