本勉強会では、健康問題等を持つ子どもとご家族に対してより良い支援ができるよう、日頃の実践を振り返り検討をしています。今年度は4回開催し、看護師、助産師、認定看護師、小児看護専門看護師、大学院生、大学院修了生、大学教員が事例について深く検討しました。

 

＜開催概要＞

第1回

・日　時：平成29年9月14日（木）18:30～20:00

・参加者：12名　

・テーマ：精神疾患をもつ親と暮らす子どもへのケア

・講　師：松井 弘美 氏　小児看護専門看護師

 

第2回

・日　時：平成29年10月5日（木）18:30～20:00

・参加者：7名　

・テーマ：精神症状を呈した児への入院生活、学校生活の維持を目指した調整

・講　師：高橋 久子 氏　小児看護専門看護師

 

第3回

・日　時：平成29年11月9日（木）18:30～20:00

・参加者：16名　

・テーマ：若年妊婦とのかかわりを通して

・講　師：稲田 早苗 氏　小児救急看護認定看護師

 

第4回

・日　時：平成29年12月9日（土）10:30～12:00

・参加者：13名　

・テーマ：終末期状態で飛び込み入院した児への対応

・講　師：羽場 美穂 氏　小児看護専門看護師

 

＜内容＞

　近年、少子化や地域社会の交流の希薄化が進み、出産や育児での課題が多く生じてきています。今年度もこのような課題に対し、どのような支援を行なっていくのが良いか、どのような社会資源が活用できるか等について検討しました。議論を通して、1）対象の子どもやご家族の状況に応じた話題の提供や、関係機関の的確な対応を参考にできる、2）参加者の経験を基にした意見を聴くことにより新たな気付きや視野の広がりにつながった、3）様々な職種・機関と連携することの重要性や関係の方々の意見を調整することの重要性を痛感した、等の考えが述べられました。