お知らせ 「鳴子の音楽運動療法による元気いきいき教室」を実施しました 2016年6月20日 up 石川県立看護大学附属地域ケア総合センター事業 地域連携・貢献事業の1つ「鳴子の音楽運動療法による元気いきいき教室」を、平成28年6月10日(金)に、県内3ヶ所で実施しました。 1 「羽咋市社会福祉協議会老人福祉センター」 羽咋市社会福祉協議会老人福祉センターでは約30名の高齢者が初めて鳴らす鳴子に、興味津々!教員による認知機能と音楽運動療法のミニレクチャーの後、健康運動指導士の動きと音楽のリズムに合わせて鳴子を鳴らしながら身体を動かし、同時に曲に合わせて唄うというデュアルタスク(二重課題)トレーニングに初挑戦!最初は鳴子を鳴らしながら体を動かすことで精一杯だった参加者も最後には声を出して唄いながら実施することができました。初体験のデュアルタスクに参加者から「何回かやらないとダメだわ~」と脳への良い刺激となった様子でした。 認知機能低下予防ミニレクチャー(羽咋市社会福祉協議会老人福祉センター) 鳴子の音楽運動療法の実施(羽咋市社会福祉協議会老人福祉センター) 2 「羽咋市在宅総合サービスステーション」 ひきつづきその技術を学ぼうと羽咋市在宅総合サービスステーション職員への鳴子の音楽運動療法技術講習となり、約40名のスタッフが参加されました。鳴子を使った体操は2年前にも一度ブームになったらしく、「鳴子はあるんだけど、やり方がねぇ、どう使ってレクリエーションするといいのか。」「指導のバリエーションがあるといいのだけど」と、指導者の動きを一生懸命習得しようとされておられました。 職員研修での鳴子の音楽運動療法(羽咋市在宅総合サービスステーション) 3 「小松デイサービスNOA」 今度は、小松市にあるデイサービスNOAへ訪問し、高齢者20名に鳴子の音楽運動療法を実施しました。こちらは、この施設入所の方たちで鳴子を使ったことはほとんど無い様子でしたが、なじみの演歌に大きな声を出して唄ったり、指導者の鳴子の動きに一生懸命手首を動かし鳴子と体の動きに集中して取り組んでおられました。こちらのスタッフからも「うちにも鳴子はあるが、このような本格的な鳴子に触れたのも初めてだし、音の響きが違う。動き方がわかるともっと自分達でも行えるのだが」と、実践内容の指導研修を望まれる声が聞かれました。 来年度は是非、プログラムをDVD化し、多くの指導者に実施・普及できるような研修を企画できたらと、早くも次年度の計画目標が出来た1日でした。 鳴子の音楽運動療法の実施(小松デイサービスNOA) 実施日:平成28年6月10日(金) 実施者:精神看護学 清水、健康運動指導士 藤田