こんにちは。本事業を担当している心理学教員の松田です。
本事業では、宝達志水町における祭礼行事の様々な情報を記録し、将来にわたって保存する活動を行っています。
8月26日、これまでに撮影・収集してきた祭礼行事の動画や写真の整理を行い、その成果を地域の方々にお渡ししました。

本事業では2023年度から祭礼行事のデジタルアーカイブ作成を進めており、祭礼当日の様子だけでなく、練習風景、獅子舞の動作、太鼓や笛の演奏、祭礼で使用する道具など、様々な記録を蓄積してきました。また、近年の映像だけではなく、地域に残されていた過去の映像資料も収集しています。
これらの資料は年々増加しており、今回整理したフォルダには153項目、合計約14.6GBのデータが収められています。動画や写真は、獅子舞、太鼓、笛、衣装、舞台などの種類ごとに分類し、さらに獅子舞については演目ごとにフォルダを分けるなど、目的の資料を探しやすい構成にしました。
整理した資料は最新版として、以前から地域にお渡ししているタブレット端末に追加しました。
さて、今回の活動では嬉しい話を聞くことができました。
祭礼を実施している青年団の方々に資料をお渡ししたところ、大変喜んでいただけました。今回の資料には1990年代からの古い映像も含まれており、昔はどのように太鼓や笛を演奏していたのか、獅子舞をどのように舞っていたのかが気になるとのことでした。また、収録されている映像を全部見てみたいという話もありました。
さらに、以前お渡ししたタブレットが実際に役立ったという話も聞きました。笛の演奏者が病気で練習に参加できなくなった際、タブレットに保存されていた笛の演奏動画を使い、緊急的に練習を行ったそうです。
これは本事業を進めるうえで、大変興味深い出来事でした。
これまで私たちは、祭礼文化を将来に残すことを目的として記録活動を行ってきました。しかし、今回のお話から、アーカイブは将来のためだけではなく、現在行われている祭礼の練習や技能の継承にも役立つことが分かりました。
記録した動画や写真は、保存しておくだけでは十分ではありません。地域の方々が必要なときに閲覧でき、実際に活用できることが重要だと考えています。
今後も資料の整理と追加を進めるとともに、これらを活用した祭礼の紹介動画を制作し、祭礼当日に公開する予定です。引き続き、地域の方々と協力しながら活動を進めていきたいと考えています。








