地域ケア「避難所指定施設における温度変化の計測と啓発活動(6)」を報告します

2026/03/10

こんにちは。本事業を担当している心理学教員の松田です。

本事業では、避難所の温度と湿度を1年を通して計測し、より良い過ごし方を模索するための判断材料を創出することを目的として活動しています。場所は宝達志水町のアステラスとさくらドーム21です。両センターは避難所指定施設であり、先の能登地震では多くの町民が避難した先でもあります。

 

2024年から続けてきた温度計測もこれにて最終回。2月12日に設置を行い9日の間にアステラスで6部屋、さくらドーム21で7部屋を測定しました。

 

最終回にして嬉しい報告があります。私の活動を知っていただいた地域の方から、お手伝いをしたいとの申し入れがありました。その方はアステラスの茶室をよく使うそうですが、そこで何回かこの活動の計測装置を眺めていたようで、興味を持っていたとのことでした。そこで、2月の活動の補助者としてお手伝いしていただくことになりました。その後も活動で使った調査機器の整備と点検のお手伝いもしていただきました。

 

実際やってみての感想ですが、「作業は軽作業で簡単なエクササイズのようなものに感じた」「これから数値が出てくるのかと興味深かった」といったことが語られました。一つ前の記事で「当初より、1人であっても簡単に計測活動ができることを目指して道具や設置数などを工夫してきました。そのため、1人での設置は願ったり叶ったりです。」と書いたばかりですが、1人でも作業者が増えますと作業が一気に楽になりました。

 

活動で得られた結果や知識が広まることも大事ですが、活動といいますか、行動自体が草の根的に広がることもまた啓発活動の一つだと考えています。まだ一歩だけですが、こういう形で広まったのは嬉しいです。

 

さて、定期的な温度計測は今回で最後となりました。2026年度は手元のデータの本格的な分析ととりまとめを実施し、各施設の担当者様に報告することから始めたいと思います。