人間科学領域では、専門領域の異なる教員が独自の教育・研究方法を工夫することによって地域貢献活動に取り組んでいます。
「大学・地域連携アクティブフォーラム」(大学コンソーシアム石川主催)が、2月26日(日)本多の森ホールで開催されました。地域活性化を目指して活動する大学の団体32団体が1年間の活動と成果を報告しました。
その結果、垣花ゼミの「道の駅」を利用したかほく市の魅力を発信する取組が、最優秀賞、垣花ゼミと金沢星稜大学・池田ゼミとが連携した穴水町の総合型地域スポーツクラブ設立の取組が優秀賞に輝きました。
「安心・安全・健康」の地元特産品の創出を通じて「道の駅」を活性化させるために、将来地域の保健や福祉の中核を担う看護大生は地域住民と連携して、道の駅の実態調査を行いました。そして、道の駅へ人を呼び込むためのスイーツを開発して販売しました。その結果、地場農産物のヘルシーなスイーツは、道の駅へ観光客を呼び込める可能性が高いことを明らかにしました。
今後の課題は、特産品を売り出すための地域連携の仕組みを整えることです。学生の地道な努力と、住民の温かな支援による協働の取組が地域活性化事業の見本となる、との講評をいただきました。
両ゼミナール間の連携、地域との交流を重要視しながら、地域環境調査、スポーツ環境に関する調査、健康意識調査等を実施し、総合型地域スポーツクラブ設立を様々な角度から検討しました。その結果、“野外体験活動プログラム”、“スポーツイベントの実施”、“健康運動教室の開催”、“高等教育機関との連携”といった、4つの側面を持ち合わせた総合型地域スポーツクラブ設立を提案しました。