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ふるさと学
 
ふるさと学
取組の趣旨・目的

本学のあるかほく市は緑豊かな「環境」を有しており、人のこころと身体を育み逞しく活きる力を涵養できる要素を持つ強みがあります。例えば、ぶどう、すいか、海産物等の「食」、釣り、ゴルフ、キャンプ等の「観光」、哲学者西田幾多郎や高橋ふみ、貝塚等の「文化・歴史」等は代表的なものとして知られています。しかしながら、医療費の増額、環境の悪化、地場産業の衰退等により安全で暮らしやすい町づくりは急務な課題となっています。

このような問題を解決し地域の活性化を担う人材の育成または新産業の創出を図るため、本取組は地域の社会資源を活かしながら学びと地域貢献を両立させる教育プログラムの創出を目的とします。そのためには、大学等教育機関と地域社会を結び、実践に即した教育・人的交流の仕組みを組織化することが必要となります。


取組の目標達成

人間科学領域ではこれまでも地域と協働しながら「教養・知識の習得及び社会貢献」を志向し、「自律型人材」(自ら主体的に考え行動できる人)の育成に努めてきたが、さらにその充実及び体系化を達成目標とします。フィールドワーク型教育を重要な基盤として捉え、他大学または行政、地域団体、NPO法人等と連携しながら地域の健康や福祉の中核を担う人材を育成するための「ふるさと学」を試行します。


取組の内容

人河北郡市をフィールドとする2つのプログラムから成る段階的なカリキュラムです。
①コミュニティーカレッジ(学生と地域で活躍する社会人との交流と学び)
②サービスラーニング(地域の課題の発見と解決に向けた学生と住民との協働の取組)

グランドゴルフ ウォーキング 住民への健康


取組の具体例
コミュニティーカレッジ

地域で活躍する社会人を講師として迎え、取組の紹介を通じて地域の強みや課題を学びます。
併せて、住民の社会に貢献したいという意欲を創出して地域社会活動への参画を促します。

・テーマは「産業・暮らし」、「自然・環境」、「文化・歴史」、「食・健康」、
「観光・スポーツ」、「人・コミュニティー」等、地域の社会資源の価値を再認識
・テーマごとに地域のかかえる課題やその解決策について学生と住民が議論
・地域活性化に関する制度・政策について専門家や行政担当者に講義を依頼


サービスラーニング

地域に住むさまざまな人々の生き方や暮らし方に触れながら社会や環境の問題の学習(ラーニング)に対して、学生の社会奉仕活動(サービス)を統合して地域社会の問題解決に取り組む実践教育を実施します。

・ゼミ形式によるテーマ型グループワーク
・ゼミにはFD推進の役割を担うティーチングマネージャーの配置
・現地調査を行って住民とともに課題の抽出
・地域の課題や解決策をもとに「地域活性化計画案」の作成
・「地域フォーラム」を行い、生きがいのあるまちづくりのための方策の提言