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カリキュラム
 
カリキュラム

心理学や臨床心理学、表現学、生命倫理学などの科目群から成り、人間の存在意義や本質について学ぶことにより、人間を生活者として理解することを学びます。
また、さまざまな健康レベルの人々が生活している場に出向き、人間と人間を取り巻く社会、環境への理解を深める「フィールド実習」も行います。

人間の理解 1年次
心理学

◆目的
人間理解の基礎としての心理学を学び、看護の場のみならず日常の対人関係における他者への思いやりや共感を身につける。
◆目標
基礎的な心理学の概念を理解し、これまでに蓄積されている実験や調査などの結果を学ぶことによって、行動科学としての心理学の理解を深める。


健康体力科学

各種の身体運動という刺激に対して、身体は必ず機能的に変化する。しかし、適切な刺激は身体に好影響を及ぼすが、不適切な刺激はその機能を衰えさせる。こうした事実から、身体の構造と働きを理解する。また、看護に携わる者として、自らの健康管理と看護対象者の健康獲得を目指し、その実践能力を開発する。

フィールド実習

◆目的
看護の主要素である人間、社会、環境、生活、健康の理解を深めるため、学生が自らのテーマを設定して、様々な健康レベルの人々の生活の場に出向き実習を行う。人々の日常生活や様々な社会現象に触れ、人間を生活者として全人的に理解することを通して、看護学を学ぶ基礎を養う。
◆目標
(1)「人間」と社会、環境、生活、健康等のキーワードを軸に学生が実習テーマ(課題)を設定する。
(2)テーマに即したフィールドや対象を選択し、実習を通して人々を取り巻く社会や環境への理解を深める。
(3)自己の体験した学びを整理し、グループのメンバーとの意見交換を通して課題の考察を深め、報告書を作成する。

フィジカルフィットネス

「健康・体力作り」を生涯に渡り実践していく理論と方法を、エアロビクス、ウエイト・トレーニング、各種スポーツ活動を通して修得する。また、各自の体力レベルを診断し、その基礎体力のレベルアップを適切な運動処方に基づいて計画する。それと同時に、身体を動かす楽しさや喜びを共有していく。

哲学

◆目的
看護の対象である人間と人間と関わるさまざまな事柄についての哲学的な考え方、見方を講義と対話によって理解する。
◆目標
看護を学ぶ学生のための哲学の基礎として、哲学とは何から始まり、哲学の主要問題を西洋の代表的な哲学者、思想家を取り上げながら概説し、自己自身の世界観、人間観を形成するための導入とする。

石川伝統文化論

石川県の個性ともいうべき、伝統文化や伝統工芸について論じ、石川県の県民性や地域性を理解させるとともに、豊かな人間性を培うことを目標とする。

2年次
生命論理学

◆目的
現代医療、福祉の現場で重要な課題となっている生命倫理的諸問題を考察する。
◆目標
哲学、日本哲学史で講義した西洋と日本における人間観、死生観を基礎にして、現代医療現場での具体的な倫理的諸問題の内実を理解し、看護者としての倫理的な自覚を深める。


表現学

はじめに認知科学・認知心理学に基づいてコミュニケーションとは何かを根本的に考える。その上で言語、非言語の様々な看護コミュニケーションの表現方法を学ぶ。 前半は先ず認知科学に基づき生理学、生体記憶、言語記憶、発達心理学等の考察を通して、文化の相違、地域差、世代間、医師、患者等の人間関係コミュニケーションの問題を考える。次に具体的な例を挙げて看護コミュニケーションの問題点と解決方法を考える。後半は身だしなみ、ジェスチャー等の非言語表現や敬語、丁寧表現など言語表現、プレゼンテーションの仕方など人間関係における自己表現を学び、実践してみる。最終目標としては、病院内での医師、患者に適切に対応する態度表現、日本語表現を考え、コミュニケーション・ギャップや院内暴力問題等を克服する方法を試みる。

3年次
臨床心理学

◆目的
臨床心理学の基本である人格理論、さまざまな不適応行動の現れやそのメカニズムを理解するとともに、悩める人への援助方法について考える。
◆目標
臨床心理学は実践の学問であり、その手段としての心理査定と心理療法の種類を学び、自分自身を知ることを目指す。