5月、6月、8月、10月の活動報告
こんにちは。本事業を担当している心理学教員の松田です。
本事業では、避難所の温度と湿度を1年を通して計測し、より良い過ごし方を模索するための判断材料を創出することを目的として活動しています。
場所は宝達志水町民センター(以下、アステラス)と宝達志水町生涯学習センター(以下、さくらドーム21)です。両センターは避難所指定施設であり、先の能登地震では多くの町民が避難した先でもあります。
5月に松田ゼミ生と下見を行い、職員の方から当時の状況をヒアリングし、温度・湿度を計測する部屋を決定しました。6月から10月の間に3回の計測を行いました。松田ゼミ生3名とヒューマンヘルスケア・ゼミ生4名での設置です。それぞれ10日から14日程度の間の計測となりましたので、計測機器をご覧になった方もいるかもしれません。
計測機器を自作しながら計測していましたので、6月の機器ではアステラスでの機器組み立てに2時間かかり、さらに設置で40分程度かかっていました。それから回を重ねるごとに改善し、10月の設置ではアステラス、さくらドーム21共に40分程度で設置できるようになりました。
この時間短縮は非常に良い成果です。といいますのも、今は近隣である宝達志水町で活動していますが、今後、珠洲や加賀などの遠方で活動するかもしれません。また、1度に3、4の避難所に設置するかもしれません。こういったことを考えると、設置時間を短くすることができたのは活動にとって大きな前進です。
さて、本格的なデータ解析はこれからになります。どんな結果になるのか楽しみです。年内にはここ、ホームページで報告しますので、お楽しみに!
※本活動は石川県立看護大学令和6年度地域ケア総合センター事業と大学コンソーシアム石川2024年度地域課題研究ゼミナール支援事業(復興支援枠)の支援を受けて行われています。