「認知症世界の歩き方 対話&デザイン」を開催しました。

2023/08/30

 2023年8月10日に金沢未来まち創造館で実施した「ゲームを通して持続可能な社会を考える1DAY(午後の部)」において、6名(中学生1名、大学2年生2名、4年生1名、教員2名)を対象に「認知症世界の歩き方 実践(対話&デザイン)ワークショップ」を開催しました。

 本講座は、認知症のある方が生きる世界、見えている景色、抱えている心身機能障害を理解し、認知症のある方との対話を通じて、良好な関係を気づき(ダイアログ)、生活環境をより良く改善する(デザイン)ためのスキルを学ぶワークショップです。以下の3つの内容を行いました。

 1. 認知症の直感的理解を促す認知症世界の歩き方動画と解説。
 2. 生活シーンケースを活用した対話
 3. 生活環境の改善方法を発送する暮らしのデザイン

<感想一部>
・認知症の方を否定しないことが大切だと分かりました。認知症の方は相手に嘘がつきたいとか思っているのではなく、その人にとっては真実を言っているだけであるので、そのことを理解して関わっていく必要があると思いました。
・認知症による症状の理由を本人もその周りの人も知ることでお互いストレスを少しでも減らして関わり合えるようになると思うので、そのような理由を知ることができる環境を作ることが良いのかなと思いました。
・認知症の方に対して偏見を持たず、その方の思いを理解しようとする姿勢で関わり、地域全体で見守るという考え方を多くの人が持つことで暮らしやすい社会となると思いました。
・グループワークをすることで、自分が思いつかなかった認知症の原因や、支援の方法を知ることができてとても楽しかったです。

ファシリテーター:寺井 梨恵子(石川県立看護大学)、森 雅貴(issue+design)
企画・開催準備:瀬戸 清華(石川県立看護大学)