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カリキュラム
 
カリキュラム

人々の生活を支える社会のしくみ、人間と社会環境との関わりについて理解を深め、現代社会が抱える諸問題を
理解するための科目群です。家族社会学、医療人類学など、社会科学系科目と幅広い福祉関連科目を用意しています。

社会の理解 1年次
社会福祉論

今日の日本の社会福祉制度は戦後に基礎が築かれ50年間維持されてきた。しかし、21世紀を迎えるに当たり、抜本的改革の時期を迎え社会福祉制度の基本的な枠組みが 変わろうとしている。特にこれからは縦の関係だけでなく、医療・保健・福祉の横の連携が 重要となってくる。そうした意味で看護専門者が社会福祉分野を理解することは不可欠なことである。本講義では、社会福祉の基礎的な学びと今後の方向性を学ぶことを目的としている。


法と社会

現代社会は法によって組織され、われわれの市民生活も政治も法に反することは許されない。
わが国の基本法である日本国憲法および市民生活上必要な法の基礎理論、大系を学ぶ。

家族社会学

社会学は集団の学とも言われてきた。家族や地域社会は、ひとが生まれて最初に入り込む集団(第一次集団)である。他方で現代社会は、様々な集団を解体させ、個人化のプロセスをたどってきている。社会化と個人化の中で、家族をめぐる種々の問題が発生してきている。講義では、現代家族の現状を明らかにするとともに、何が問題となっているかを考えたい。

医療人類学

医療人類学は日本では形成途上にあるといってもよいほど新しい分野である。講義では、まず医療人類学形成史をアメリカを中心として追い、この分野の全体像を把握したうえで、現代医療を医療人類学的視点から分析していく。 可能な限り、この分野の代表的論文と日本の医療人類学研究者の論文にも触れてもらう予定である。医療人類学研究の広さと深さを理解してもらうことが第一目的である。

2年次
保健医療福祉論

保健・医療・福祉・看護に関連する関係法規の歴史・理念及びサービス提供の法的基盤について学ぶ。講義では必要に応じ、予防・治療・回復の過程を関係法に添って行う。保健・医療・福祉の分野では、法によって規制されるところが多い。この内容も併せて理解する。


教育学

社会の存続・発展にとって不可欠のものである教育という機能について、その意義や役割を理解することを目的とする。
そして、学校教育・社会教育・家庭教育それぞれの分野で、現在の日本の教育が直面している様々な問題をみつめるきっかけ作りの場としたい。

3年次
医療経済学

医療経済学の基本的事項について理解することを目的とします。
 講義では、医療サービスの経済学的特殊性、人々の保健行動・受療行動分析、医療保険の理論、医療供給と資格制度、医療・看護サービスの経済的評価とその方法、経済発展と国民の健康水準との関連などについて、順次解説していきます。
 上記の事項を理解するために必修の経済学の知識についても学習します。