今年度は新型コロナウイルス感染拡大予防のため、対象者を県北部（河北郡以北）の市町に勤務する就業1年未満の保健師に限定し、8月21日（月）、28日（月）の2回コースで、母子保健指導を中心とした「基本的な保健指導の実際」についての研修会を開催し、6名の保健師が参加しました。
　内容は、乳児訪問や乳幼児健診の問診のデモンストレーションや講義を通して、現場ですぐに役立てられるような母子保健指導の実際を学ぶとともに、各市町の母子保健事業についての情報交換や、成人保健指導の実際、先輩保健師の活動紹介を通して、今後の保健師活動を考える機会としました。
　終了後の参加者のアンケートからは、「細かい流れや注目ポイントをわかりやすく教えてもらえた」「他市町の事業を知る機会になり参考になった」「他市町の新人保健師との顔合わせができ、今後の情報交換ができる機会となった」、「今後の自分の活動への参考になった」等の意見が多くありました。
また、今回の研修を県北部の保健師に限定したことに対して、「地域の特性が似ている市町の保健師間での情報共有ができ、意見交換もしやすい少人数でとてもよかった」との意見もありました。
今年度はコロナ禍にあり、対象者や内容を縮小しての開催でしたが、保健師個人のスキルアップのための努力と経験の積み重ねの必要性や、同世代の保健師間のつながりや他職種とのつながりを持つことの必要性を学び、今後の保健師業務に前向きに取組む動機づけの機会ともなりました。