2016年5月10日

「みんなで取り組もう抗がん剤曝露対策」公開講演を実施して

大学院実践看護学領域・成人看護学(がん看護)分野 教授
北陸高度がんプロチーム養成基盤形成プラン 本学企画運営委員長 牧野 智恵

平成28年5月10日(火)17時45分からのテレビ事例検討会のあと、中西弘和教授(同志社女子大学薬学部)による「みんなで取り組もう抗がん剤曝露対策」の公開講演を実施した。

当日は、11施設と同時テレビ会議システムを用いて実施した。本学の参加者は39名、金沢大学4名、富山大学16名、福井大学8名、金沢医科大学7名、小松市民病院26名、公立能登総合病院8名、国立病院機構金沢医療センター17名、富山市民病院6名、富山県済生会富山病院12名、富山赤十字病院11名、計154名が参加してくださった。

がん治療における化学療法は、多くが外来での治療が主流で、外来での治療を受けた後、自宅に戻り日常生活を送る事ができる。しかし、その一方で、抗がん薬の曝露の細胞毒性(cytotoxicity)として、変異原性(Mutagenicity)、発がん性(Carcinogenicity)、催奇性(Teratogenesis)といった危険性を有することがいわれている。この曝露の影響は慢性的に経過するといわれているため、これまではあまり問題視されてこなかった。しかし、2004年頃から日本病院薬剤師会などで、抗がん薬曝露の実態調査、啓蒙、対策について検討されてきた。

その結果、日本でも、2007年には抗がん薬取り扱いマニュアルが日本がん看護学会で、2014年には抗がん剤曝露対策協会との曝露対策合同ガイドラインが作られた。

中西先生は、このようなガイドラインの作成に向けてさまざまな研究を先駆的に実施されてきた先生の1人で、今回の講演では、その詳しいデータをふまえて、わかりやすい講演をしていただいた。

平成28年度がん看護事例検討会「みんなで取り組もう抗がん剤曝露対策」公開講演
平成28年度がん看護事例検討会「みんなで取り組もう抗がん剤曝露対策」公開講演