2015年12月17日

平成27年11月29日(日)、金沢都ホテル・鳳凰の間にて、「がんになったら仕事を辞めざるを得ないのか!?~がん患者が職場に戻るとき~」を開催した。北陸3県より58名(看護師、介護支援専門員、公務員など)の参加があった。

第1部では、桜井なおみ氏(キャンサー・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長)より、がん患者の就労支援対策の紹介、がんサバイバーやがん経験者に行われた就労・雇用状況や心理状態に関する調査結果の説明を基に、「がん患者の就労支援の現状について」講演を行っていただいた。また、片山寛次氏(福井大学医学部附属病院 がん推進診療センター 教授)より、福井大学医学部附属病院での取り組みについての紹介を基に、「がん患者さんの就労支援~福井大学医学部附属病院の試み~」について講演を行っていただいた。そして、久保博子氏(石川県立看護大学 大学院 博士前期課程 がん看護CNSコース)より、就労支援プログラムの紹介と活動を通しての見えてきたことの紹介を基に、「ワークサポートの取り組み」について講演を行っていただいた。

第2部では、がん患者の抱える痛みについて理解を深めることを目的に、軍手をはめシャーペンを用いて字を書く、携帯電話を使用する、箸を用いるといった日常生活動作を行い、抗がん剤の副作用の1つである抹消神経障害による手指の痺れによる弊害について疑似体験を行った。そして、疑似体験の終了後に、特にどの様なことが難しかったか、行為が思うように行えないことでどのような気持ちになったか、どの様な支えがあると必要であると考えたかについて意見交換が行われた。

参加者からは、がん患者の就労支援における課題について考えた、実際に抗がん剤の副作用により生活にどの様な弊害が出るのか体験できて理解が深まったとの感想が聞かれ、がん患者の就労の困難さの理解や、今後の就労支援における関わりにつなげることのできる内容であったのではないかと考える。

北陸高度がんプロチーム養成基盤形成プラン 市民公開講座 「がんになった ら仕事を辞めざるを得ないのか!?~がん患者が職場に戻るとき~」
北陸高度がんプロチーム養成基盤形成プラン 市民公開講座 「がんになった ら仕事を辞めざるを得ないのか!?~がん患者が職場に戻るとき~」