2018年7月30日

 本学附属地域ケア総合センターの人材育成事業の1つである「第19回 ペリネイタル・グリーフケア検討会」を7月22日(日)13時30分~16時に石川県立中央病院 3階会議室2 で開催しました。今回は建て替え後の石川県立中央病院での初めての開催でした。とてもアクセスがよく、会場が快適で参加者から好評でした。
 今回のテーマは「臨床心理士からみた周産期のグリーフケア」で、立命館大学大学院人間科学研究科嘱託講師 管生 聖子 氏に講師をお願いしました。管生氏は大阪大学大学院人間科学研究科人間科学専攻後期課程を修了されており、在学中は臨床心理学を研究される一方で保健所、病院、学校等で臨床心理士としてカウンセリング等の心理相談に携われていました。現在は2015年10月に立ち上げられた大阪大学医学部附属病院胎児診断治療センター(CFDT)にて胎児診断や胎児治療に関わるケースはもちろんのこと、胎児治療ができないケースに対しても最大限の心理的サポートを実施されています。それらのご経験の中から、胎児を喪失した方に対する具体的なサポート方法、関わる姿勢、看護職との連携について、実際のケースに基づいてお話しいただきました。
講演後はグループごとに管生氏の実際のケースの中から医療者としての関わりはどうだったかのだろうかと問題提議をいただいた内容について、各施設の情報交換と講演に関する質問、感想を含めて話し合い、管生氏には各グループからでた質問等に答えていただき交流を深めました。
 今回は県内外の周産期医療を担う主要施設より36名の方にご参加いただきました。アンケートでは、参加者全員が今後に活かせる内容であると回答し、感想として、「普段あまり関わりがない、なかなか聞けない臨床心理士からの話を聞けて、カウンセリング技術の参考になった」「事例を通して話してくださったので、わかりやすく、どのようにグリーフケアに入っていったらよいのかわかった」「グループで話し合うことで、病院それぞれのグリーフケアの内容を知ることができた」等が挙げられており、今後のケアに活かせるとても有意義な会になりました。
 次回は平成31年2月17日(日)に開催予定です。テーマは企画中ですので、あらためてご案内させていただきます。場所は今回と同じく、石川県立中央病院を予定しております。