地域ケア総合センター

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お知らせ

第112回高齢者ケア研究・事例検討会を開催しました

2017年3月1日 up

日 時:平成29年2月8日(水)18:15~19:50

場 所:石川県立看護大学3階 共同研究室1 

参加者:訪問看護ステーション・病院看護師、介護関連管理者、大学教員など、15名

1.事例紹介・ディスカッション

司  会 :渡辺 達也(石川県立看護大学)

事例提供 :磯 光江(石川県立看護大学)

テーマ  :「社会性が乏しく向上心が低い患者を学生が担当し、どのような方向性を立てればよいか

      難しさを感じた事例」

 今回の事例は、大学の教員が臨床実習中に難しかったと感じた事例を振り返った。学生が提示するケアに対象者が拒否的で思うように展開ができなかったために、学生は看護の方向性を定めるのに苦慮していた。どのように助言していけばよかったか?意見として、拒否することも高齢者の力であることを学生が理解できればいいのではないか。また学生は、環境整備や口数少ないにも関わらず小さな情報をたくさん拾い、対象者を知ろうととても努力していることがうかがえる。もっと学生を褒めてあげてもいいと思われる。ケア計画は患者さんのためのものであって学生が満足するためのものではないので、ケアの多さが問題ではない。この学生は、とてもいいケアができたと思われるし、いい事例対象だった。

 教員は、学生と対象者とのやり取りのなかでどうして対象者がケアを拒否するのか、その思いにもう一歩踏み込んでいかなければならないことを皆さんから学ばせていただきました。

2.ミニレクチャー

担当者:森垣 こずえCNS(金沢医科大学病院)

テーマ:「当院におけるせん妄の取り組み:DELTAプログラム」

 「DELTAプログラム」とは、Delirium Team Approach program の略で、他職種によるせん妄への初期対応プログラムのことです。今回、森垣CNSよりせん妄状態にある患者さんのDVDを見ながらアセスメントのポイント学びました。せん妄は、脳の気質的な脆弱性の上に脱水や感染、身体的な浸襲などで引き起こされます。身体的要因を取り除くことが基本として、まずは身体のアセスメントができることが大切になります。いただいた資料を参考に今後のアセスメントに活用していきたいと思います。

次回(第113回)の事例検討会について

日時:3月8日(水)18:15~19:50

        18:15~19:20 事例検討会

        19:20~19:50 ミニレクチャー 田本奈津恵CNS   

   司会:磯 光江(石川県立看護大学)

場 所:石川県立看護大学3階 共同研究室1(参加人数により会議室に変更になる場合があります)

参加費:50円(資料コピー代等)

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